胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
私と美亜は、ペットショップへ直行!
ハムスターは、ジャンガリアンハムスターっていう種類で、まだオスかメスかもわからないらしい。
「りゅーたん、女の子だったらどうしよう…?」
「それより、みーたんが男の子かも知れないんだよ。」
まだオスかメスかもわからないりゅーたんを新しい小屋に入れながら笑った。
「隆介、カゴあるのかな?」
「電話したら?もしないなら、買ってあげたらいいじゃん。そしたら、隆介君の家、行けるかもよ!」
私は、美亜の恋のおかげで自分の悩みも忘れちゃうくらい浮かれてた。
「もしもし…隆介?あのね……」
…ちょっとぉ…
私の存在忘れてる?ってくらい美亜はラブラブ全開で、こっちが赤くなる。
「ゆかりぃ…持ってないってぇ!今日の夜、取りに行くから買っておいてって!」
「やったじゃん!良かったねぇ…じゃあ、ランチでもしよっか。」
私も美亜も、相当浮かれていたんだ。
だから、ハムスターの小屋を2つも買って……
どうやって持って帰るかなんて、考えてなかった。
「ねぇ…私達バカだよね?」
「うん。持てるわけないじゃんね。」
たっくんはバイクだし…
学校だし…
「あ!」
その時、浮かんでしまったある人の顔。
私は、直に電話をして先生にお願いしてもらったんだ。