胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
【ゆかり】自己嫌悪
【ゆかり】





本当にごめんなさい。





たっくん


悲しい顔してた。





私、たっくんが来てくれるって言ってたのに…




野間さんと仲良く話してた。






今日、自動ドアから中に入った瞬間に受付に目が行ってしまった。


終わってからも、チラチラ探してる自分がいた。





いないんだぁ…なんて思ってると、教習車の停めてある駐車場の方から野間さんが現れた。



その時、認めたくないけど


『もしかして、先生?先生なら教えてもらえるかも』


なんて思ってしまったんだ。





気さくに話しかけてくれたことが嬉しくて、美亜と3人で時間も忘れてはしゃいでた。






「俺のこと忘れてない?」



たっくんの声に気付いた時、


私大笑いして、野間さんの腕を叩いてた。




ごめんね。



たっくんの悲しそうな顔が


眠ろうとすると現れる。





黙って送ってくれたたっくんは、目を合わせることなく帰ってしまった。





こんなの初めてだね。


いつも、たっくんが私を怒らせてケンカしてたけど…


私の行動でたっくんを悲しませるのは、初めてだね。




自分が悲しいより、たっくんを悲しませる方が 胸が痛む。
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