胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
そして、たっくんも来ることはなかった。
先生だけは、ちょくちょく来てくれた。
私は、たっくんとは全く違う別の場所で…
野間さんに恋をした。
好きと言える程の気持ちではなかった。
好奇心…
興味…
なんだろう。
大人の男の人への憧れ…?
何を言っても言い訳にはならないけれど…
少しずつ、たっくんとの時間が減っていった。
月曜日のバイトをたっくんが休んだ。
それはたっくんの意思表示。
傷付いたたっくんのSOS。
どうしてだろう…
たっくんは、携帯電話を持っていない。
だからと言うわけじゃないけれど…
たっくんから電話をかけてくれないと、
どんどん2人は離れてしまう。