胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
それでも、やっぱり俺も男で…
何度かやばいこともあった。
食堂で俺を見つけると麗奈は俺に向かって走ってくるんだ。
その姿が
ゆかりと重なる。
冷たくなんて
できるわけがない。
「ねぇ、卓弥。一緒に帰ろう!」
何気なく俺の腕に触れる麗奈に、いつもゆかりの面影を見てた。
麗奈には申し訳ないことをしてた。
告白さえされなければ、あのまま友達以上な関係が続いていたかもしれない。
誰かに好きだって言われることは
人生で数えるほどしかない出来事。
それは、自分にとっても相手にとっても奇跡のようなこと。
千恵理の気持ちも
麗奈の気持ちも
俺は忘れない。
その俺への愛を自信に変えて、俺は大きくならないと…