胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
妙に真剣な顔でコーヒーを飲んでいる様子が
視線を向けなくてもわかる。
木々の間から漏れる光がとても綺麗で、キラキラしていた。
「もうすぐ卒業だね…寂しくなるなぁ…」
野間さんは、大きく溜息をついて、地面に視線を落とした。
「また…会ってもらえるかな…。」
息ができないほどの気まずい空気が流れてる。
声を出したいのに、うまく声が出ない。
「あ…いえ…」