胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~



病院に着くと、先生が入り口で俺を降ろし…


行け……って目で俺に言う。




俺は、先生から聞いた病室の番号を何度も何度も頭の中で繰り返しながら走った。



間に合ってくれ…



お父さんに


伝えたいことがある。




安心してください・・・・・・・・・って。



ゆかりのことも


ゆかりの家族のことも


俺が責任を持って守ります…




お父さんの代わりに俺が守ります…



約束します…




お父さん…



お父さん…



大事なゆかりをこの世に誕生させてくれたお父さん…





俺は、廊下で何度も転びそうになった。


靴の底にへばりついた土のせいだ…



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