胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
星の数が半端じゃない!!
月もすごく透き通ってて…
やばいって!!
星はユラユラ揺れているように見えた。
私と直は
貸切状態の露天風呂で
タオルも巻かずに堂々と…
「ゆかりの裸久しぶりぃ…」
「やだぁ、直のエッチ!…修学旅行ぶりかな?」
直と夜空を見上げた。
…ギャハハハハハハ
隣の露天風呂からものすごい笑い声…
たっくんと先生の声。
バッシャーーーーーン!!
「あ~あ、やっぱダメだったかぁ」
先生の声から想像するに…きっとあのエロ2人組は
私と直の入浴シーンを覗こうと、壁をよじ登ろうとしてる…
「バカだね…」
「ほんと…バカ。だけど、かわいいね」
直と私は、隣の風呂に向かって叫んだ。
「たっく~~~ん!!」
「せんせ~~~~!」
その時、満天の星の中の1つが…
キラキラしながら
流れたんだ。
…流れ星……
「うわぁ!!すっげー!」
たっくんも見えたんだ。
今の流れ星。
「ゆかりーーーーーーー!!見えたか?」
「なーおーーーーーー!あいしてるーーーーー」
嬉しいような恥ずかしいような不思議な気持ちで…
直も私も赤くなりながら肩までお湯に浸かってた。