胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
届いたメールは2通。
珍しく隆介から。
そして、麗奈から……
ゆかりが言ったんだ。
『もう信じてるから、女の子ともメールしていいからね。』
するつもりはなかったんだけど、ふざけ半分で隆介が教えてしまった。
隆介からのメール…
『美亜の誕生日いつ?』
…オイオイ!!
隆介もとうとう目覚めたか…
俺はなかなか出てこないゆかりを待ちながら、想像してた。
へぇ…
あの隆介が、女の誕生日を気にするなんてな…
自分で聞けばいいのに…
あいつもなかなかやるじゃん。
温泉でポカポカになったゆかりと直は、ほっぺを赤くして出てきた。
「直、のど渇いただろぉ?」
先生は、飲みかけのお茶の缶を直の頬に ピタって
くっつける。
俺は、ゆかりに急いで隆介のメールを見せた。
ギシギシと鳴る床が心地よい。