胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
「顔、青いぞ…どうした?」
隣に座る隆介を睨んだ。
「お前のせいだよ……」
俺の手に僅かな力で握られている手紙を隆介が取る。
「……あぁ、こういうことか。俺のせい?まぁ、俺はお前と麗奈をくっつけようとしてたからな…」
隆介は手紙にライターで火をつけた。
かわいいピンクの便箋はあっという間に消えてゆく。
「麗奈、意外と小悪魔だな…信じるかどうかはお前次第だけど……あいつ、車の免許もう持ってるぞ……」
隆介はそう言うと、フッと笑いながら俺の肩を叩いた。
………疑わなくて
良かった。
信じてて
良かった。