胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
ツー…………
と、頬を伝った涙を
俺は忘れないだろう。
嬉しそうに俺に擦り寄る麗奈に、俺はハッキリと言った。
何があっても
彼女を愛してると。
何があっても
麗奈を好きになることはない……
この一年で俺が学んだこと。
大事な人を守る為には
時には誰かを傷つけなきゃいけないって。
優しい言葉で曖昧に断る方が楽だけど、
麗奈の未来を奪うことになる。
嫌われただろう。
麗奈の友達の間では、
俺…最悪な奴だって噂されてるかも知れない。
今までは
それが怖くて
俺は誰にでも優しい優柔不断な男だったんだ。