胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
「俺らも…」
たっくんとこっそり忍び込んだのは、音楽室の隣の視聴覚室…
鍵を閉めたこの部屋は完全な密室。
真っ暗な部屋にカーテンの隙間から光が差し込んでる。
「隣で今頃…何してんのかな?先生と直ちゃん。」
「ふふふ…何かなぁ。声聞こえたりして…」
壁に耳をくっつけて、笑ってるたっくんが愛しい。
いろいろあったけど
たっくんの愛はちゃんと伝わってる。
恵さんとのコト…心配させないようになるべくシフト調整してくれたり、
あまり仲良くしないようにしてくれてるし…
たっくんは、最高の彼氏だよ。
たっくんの隣で壁に耳を当てる。
「あぁ・・ん」
たっくんがふざけて、変な声を出す。
視聴覚室の長椅子に腰かけたたっくんが
手招きする。
長椅子の上でキスをした。
「制服のお前とも今日でさよなら…寂しいなぁ」
たっくんの手が私の制服の中へ入る。