胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
先生の入れてくれたコーヒーを飲みながら、私の鞄に入ってたチョコを食べた。
また、この場所に来ることができて・・・嬉しい。
直は、窓辺に椅子を移動させて先生を眺めながら話してる。
「ほんとに、好きなんだなぁ。先生が・・・」
直を見て、しみじみ感心するたっくんだけど、
私だって、同じくらいたっくんが好きだよ?
「女の子はみんなこんなもんだよぉ。ゆかりだって、かなりたっくん病だもん。」
「え?マジ?」
嬉しそうに私を覗き込むたっくんの顔がすごくかわいい。
「うん。私、最初にたっくんに会った日とか、おかしくなってたもん。」
「そうそう!!あんなゆかり初めて見たよぉ。かわいすぎ。」
「そうなの?俺、そんなに愛されてんだ?」
たっくんは、気付いてないのかな・・・
こんなに頭の中、たっくんだらけな私のこと。
もし、たっくんがこの窓から見えるとしたら、私も直みたいにじっとたっくんを見つめてるんだよ、きっと・・・
「ありがと!ゆかり。俺も、相当好きだけどな。」
私の座ってるソファの隣に座りに来たたっくんが体をくっつけてくる。
ドキドキドキドキ・・・
親友の前で、こんなことするのって
なんだか
すごく照れる。
「エッチしてもいいよぉ!」
なんて直が言うもんだから、たっくんが私のほっぺにキスした。
「ゆかりぃ、かわいいね。顔赤いよぉ!!ラブラブじゃん!」
直が何かを言うたびに、たっくんも嬉しそうに笑う。
その笑顔が、いつもと違う感じでまたかっこいいんだ。
2人きりの時とはちょっと違う、照れたような笑顔。
好き・・・だよ。
たっくん・・・