★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
「あ…ありがとうございます…。」
ちょっと放心状態のまま、お礼を言った私。
高原さんは、ニコニコしながら、
「頑張って!好きな人に気持ち伝わるといいな!」
あなたは…
神ですか?
私…神に恋してしまってます…。
―――――
それから、私はベジタルトをおかわりして黙々と食べていた。
拓さんや鈴が帰ってくるまで…ひたすら…ベジタルトだけを見つめ。
だって、顔をあげると…
私が食べているのを、キュンキュンするような嬉しそうな表情で見てる高原さんがいるんだもん。
時々、
「やっぱりえみチャンが、こうやって美味しそうにスイーツ食べてくれてると、嬉しいよ。」
そんな事言うんだ!
もう恥ずかしくって恥ずかしくって、顔は熱いし…。ホントに溶けちゃうかと思った。
それから結局、拓さん達は1時間もしてから帰ってきた。
なんかちょっと、やけにニヤニヤしてたし拓さん。
まさか、わざと私と高原さんを2人っきりにした!?
きっとそうだろうな。
もう、鈴も拓さんも…。
でも、おかげで高原さんと話ができて、色々と…嬉しくて…。
2人には、ちゃんと感謝…♪♪