★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
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「こんにちわ~。」
「お、いらっしゃい。」
もうcloseのプレートが外に掛かっているお店に入った。
ちょうど拓さんが、テーブルを拭いたりしていた。
「手伝おうか?拓さん。」
「お、悪りぃな。そっち頼む。」
「はーい。」
拓さん1人じゃ大変だからね。
私は拓さんから布巾を受け取ると、拓さんとは反対側のテーブルを拭きだした。
「助かるわ!もう今日はヘトヘトだったからな~。」
「拓さんでも、疲れることあるんだ。」
「まぁな。…ま、夜の俺は疲れ知らずだけどなっ。」
「疲れる相手もいないくせに…。」
私が嫌みにそう言うと、拓さんはふざけて私の横っ腹のお肉を掴んだ。
「ぁあ゛?なんやとこら。ホントの事いうなや。」
「キャハハ…拓さん!やめて、こそばい!こそばい!」
すると、そこへ…
「何してんすか…先輩。」
厨房のほうから高原さんが汗をタオルで拭きながら、やってきた。