★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
「どうしたの?」
「え!?ぅわぁっ!」
完全に自分の世界に入ってた所に、きなこアイスを持ってきてくれた高原さんのどアップ!
驚きすぎて、後ろに倒れかけた…!!
……けど、衝撃がこない。
「おっと、大丈夫?
ごめんね、いきなり声かけちゃって」
片手にきなこアイスを持ったまま、もう片手で私の背中に手を回して支えている高原さんが、笑いながらそう言った。
「わぁ、私こそごめんなさい!こんな巨体を受け止めてもらって!」
慌てて体制を整えて、高原さんに謝る。
「ははっ!巨体って。全然、軽いでしょ。
はい、きなこアイスお待たせしました!」
サラッとそんな言葉を…
こんなデブな私をか、軽いって…。
やばい!何かすごいドキドキしてる!
てか、絶対顔赤い!!
私は気を紛らわすように、きなこアイスを口に運ぶ。