★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




「どうしたの?」



「え!?ぅわぁっ!」




完全に自分の世界に入ってた所に、きなこアイスを持ってきてくれた高原さんのどアップ!



驚きすぎて、後ろに倒れかけた…!!



……けど、衝撃がこない。


 

「おっと、大丈夫?
ごめんね、いきなり声かけちゃって」



片手にきなこアイスを持ったまま、もう片手で私の背中に手を回して支えている高原さんが、笑いながらそう言った。




「わぁ、私こそごめんなさい!こんな巨体を受け止めてもらって!」




慌てて体制を整えて、高原さんに謝る。




「ははっ!巨体って。全然、軽いでしょ。
はい、きなこアイスお待たせしました!」




サラッとそんな言葉を…
こんなデブな私をか、軽いって…。



やばい!何かすごいドキドキしてる!
てか、絶対顔赤い!!



私は気を紛らわすように、きなこアイスを口に運ぶ。




< 12 / 332 >

この作品をシェア

pagetop