★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
「なんだぁ?恋の悩みか?」
そう言って、私の頭をポンとしてソファーに座った。
あ~あ、お兄ちゃんにも恋の悩みとかあるのかなぁ~?
隣りに座ってそこら辺にあったメンズ雑誌を読むお兄ちゃんをじっと観察した。
「何だよ、そんなにお兄さまが格好いいか?」
「…フッ、ないか。」
「は?」
「何でも~。」
私は平和そうな兄貴に軽くため息をついて、自分の部屋に戻ろうとした。
「あ、えみ。」
するとお兄ちゃんに呼び止められて、
「何~?」
「今夜、父さんと母さん帰らんらしいから夕飯、外に食いにいくぞ。」
「まぢ!?」
「おぅ。知り合いの美味い店があるんだよ。そこ連れてってやる。」
「やった~♪♪」
最高だよ兄貴!!
という訳で、今日は楽しい②外食に出かける事に♪♪
とんでもない人物と遭遇するとは、思ってもみなかった…。