★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



「ゆ、ゆらさん。」


「あら、言っちゃダメだった?」



明らかにいじわるな笑みを浮かべて、そう言いながら、私の前にたまごぷりんを置いたゆらさん。



「お前、大吾知ってるのか?」


「いやぁ、その…拓さんのお店で働いておられて…」


「拓さんとこに?」



あ~どうしよ。まさかお兄ちゃんが高原さんの事も知ってるなんて…。



厄介だ…。



「えみチャン、大吾の事知ってるもなにも、この前デートしてたもんね♪」


「デートぉ??大吾とコイツがぁ??」


「で、デートじゃないってば!」



ゆ、ゆらさん…兄貴にバラす気ですか…私が高原さんに恋しちゃってる事を…!



やめてくださぁ~い。



絶対、お兄ちゃん笑う!バカにする!




< 131 / 332 >

この作品をシェア

pagetop