★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



ちょうどその時だった。



お店にお客さんが入ってきた。(当たり前だよね…)



だけど、そのお客さんをみて私は固まった。


だって…だって…



あの、例の高原さんの彼女らしき美人さんだったんだもん!!



その美人さんは、白いブラウスに淡い紫色のカーディガンでベージュのスカートという仕事帰りな感じだった。



それにしても…やっぱり綺麗。



「あ、いらっしゃい。」


「ゆらぁ…生ビール~。」


「はいよ。ちょうど良かった、ここ座りなよ。」



高原さんの彼女だから、ゆらさんと知り合いでもおかしくないよね…。



でも…



何でゆらさん!?よりによって私達のテーブルを薦めちゃうんですか!!



そして美人さんは…私達兄妹のテーブルへ…何故か身構えてしまう私。。



「やだ!誠二クンじゃない!久しぶり!」



そう言ってお兄ちゃんの肩をパシパシ叩く美人さん…。



それに親しそうに応えるお兄ちゃん。



はい??



どゆこと??



何で??




< 132 / 332 >

この作品をシェア

pagetop