★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



「でも、私なんか無理なんで…」



出た…私のうじうじ虫。



「えみチャン、私応援するから♪」


「え?」



私が間抜けな顔で聞き返したのか、美沙さんはちょっと笑って、頬杖をついた。



「私、えみチャンの事気に入っちゃった♪この前も大吾がえみチャンの事話してたし。」

「高原さんが私の事を…ですか?」


「うん。俺のスイーツに足りないものを…えみチャンは教えてくれるって。」


「そんな…」


「私も今こうやってえみチャンと話したりして、すごく楽しいし。大吾と合いそうだなと思ったわ。」


「そんな全然!高原さんあんなに格好いいし、お客さんからもモテて…こんな私…高原さんに不釣り合いです。」



そうだよ…どっからどうみても、私と高原さんは、釣り合うとこなんて一つもないよ…。



思わず、シュンとなった私。



そんな私をみて…




< 139 / 332 >

この作品をシェア

pagetop