★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
結局、その夜…もちろん鈴がお兄ちゃんの部屋へ行くわけもなく。
遅くまで、恋バナをして2人で笑い合った。
鈴とお互いの好きな人のドキドキする仕草とか、好きなところをいっぱい話した。
鈴は、お兄ちゃんがネクタイを緩めるところがめちゃくちゃドキドキするんだって。
私は…高原さんが頭に巻いたタオルを取ったときの、ちょっと汗で濡れた前髪が…好きなんだぁ。
ちょっとセクシーなんだ♪
「それより、高原さんファンに何かされたらちゃんと言ってね?」
「大丈夫だよ~。」
「分かんないでしょ?女って集団になると何するか分かんないから。」
「何か鈴が言うと…リアル。」
「だって、何度もそんな目に遭ったから。○○クンをたぶらかしたとか。」
「○○クンって誰~?」
「私も分かんな~い♪」
「ははは!すごい言いがかり!」
「でしょ~?ひどいよね?」
可愛くて、男子にモテる鈴は、何にも悪くないのにそんな言いがかりをつけられたりで、結構大変なんだ。
可愛い女の子も…いろいろ大変なんだなぁ~。
まぁ…私には一生縁のない苦労なんだけど…。