★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
「私で良ければ。」
なんて、
控えめに言っちゃってるけど、本当は飛び跳ねたいくらい嬉しくなってる自分がいたりする。
だって、高原さんが私だけにこうやって言ってくれるんだもん。
ただ、高原さんは新作スイーツの批評を望んでるだけなんだけどね。
それでも、ちょっと期待しちゃう。
食べるの大好きなおデブチャンでも…。
「本当に??ありがとー。じゃあ、持ってくるから、これでも食べてて♪」
「やったぁ♪イチゴクッキー♪」
高原さんは、私の好きなイチゴクッキーを置いてまた、お店の奥に戻っていった。
そんな高原さんの、さりげないサプライズ(?)をみた鈴が、頬杖をついたにやけ顔で、
「イチゴクッキー、えみの大好きなやつじゃーん。ニヤニヤ…フフッ、高原さんも、悪よのぉ~…♪」
私がしたら完全にキモ顔なのに、鈴がすると可愛いんだよなぁ…。
「たまたまだってば。」
本当はちょっと、私が大好きなのを知ってて??なんて考えちゃったけど。
高原さん、モテないデブチャンはこういうちょっとした心遣いでも、ドキドキして、惚れちゃいますよ!!