★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



すると、さっきまでチョコパフェと戦っていた砂菜が思い出したように口を開いた。


……口のまわりいっぱいチョコついてるし。


「入学してから、ひっきりなしに告られてるっていう子だよ!」


「私も聞いたことある、何か男子には可愛子ぶってるとか…」



砂菜につづいて、あいも。



確かに可愛い子だもんね…でも、そんな男子に媚びを売るような子に見えないんだけどなぁ…。



「あんな可愛い子、1年にいたんだぁ」



私がぽつりとそう言うと…



「何のんきに言ってんのプーちゃん!」


「へっ??」



何か…みんな顔が怖いんだけど…?



キョトンとしてしまった私に真由子が、呆れた顔で…



「ライバルだよ?分かってる?プーちゃん?」


「ライバル?」


「そう。高原さん狙いだから、あの子。
プーちゃん、負けてらんないよ。」


「え…ぇえ~~??」



あんな可愛い子がライバル!?



そうだよね…確かにね…



私なんかでも…ライバルになるんだもんね…。



「ムリだよ!絶対!」


「こら、諦めるなプーちゃん!」


「だって、私だよ?食べることしか考えてないただのデブだよ??」


「そんなに自分をけなさなくても…」




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