★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



昼休み、私は大好きないちごミルクを買おうと売店に行くと…



「おばちゃん、いちごミルクある?」


「あら、最後の一個よ~ラッキーだったわね~」


「よかったぁ~」



ラッキー♪いちごミルクって人気あるから、残ってない事が多いんだよね。



フフッ♪



おばちゃんからいちごミルクを受け取って、お金を渡たした時…



「おばちゃん、いちごミルクある!?」



1人の男子が走ってきて、おばちゃんに聞いてきた。



3年の先輩だ…。



「あら、ごめんね~ちょうど今売り切れちゃったのよ~。」


「え~まじかよ~。」



3年の男の人は、がっくりと肩を落として、後ろを振り返った。



「晴香ちゃん、売り切れだって。」



ん?



私は名前に反応して振り返った。



「え~、私いちごミルク飲みたかったなぁ~。」



やっぱり。



拓さんの店で、私を睨んでいたあの1年の女の子だ…。



すると、突っ立っている私に気づいた晴香ちゃんって子はとんでもない事を言った。



「先輩~、私もいちごミルク飲みたぁーい。」



私が手に持っているいちごミルクを指差しながら、3年の先輩にねだった晴香ちゃん。



げ…




< 182 / 332 >

この作品をシェア

pagetop