★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



「何かあったらいけないよ。」


「でも、高原さん迷惑かけちゃいます」



私が申し訳なさそうにそう言うと、



「迷惑なんて、ないから。」


「でも…」



いつまでも素直にならない私。



高原さんに送ってもらえるのが嫌じゃない。



むしろすごい嬉しい!



でも、2人っきりになって…恥ずかしくて耐えられないよ~~。



「ん~じゃあ…」



そんな私を見かねてか、何なのか、高原さんはエプロンを外しながらズンッと私の前に顔を近づけると…



ひゃー顔近い。めっちゃカッコいい。



整ったキレイな顔を、微笑ませると…





「送らせてください、お嬢さん?」





あぁ…



だめ。



もう私…今の気分のまま死んでもいい。



ヤバいくらい、うれしすぎる。



「はい…お願いします。」



そんな風に言われたら、嫌ですなんて…



誰が言えるんですかぁ…。



こういうのを高原さんマジックっていうのかな…?




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