★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
「というか、先パイまだ高原さんのこと勘違いしてるんですかぁ?」
「え?…勘違いって?」
クリンと巻いた髪を指でクルクルしながら、晴香チャンが私にめんどくさそうに言った。
勘違いって…何を??
分かってない私に、晴香チャンはちょっと呆れたようにため息をつくと…
「ちょっと高原さんが優しいからって、期待しないほうがいいと思うんですけどぉ~?」
ズキッ…
「先パイみたいなタイプって、男にちょっと優しくされたりして…それを恋愛観に置き換えちゃうんですよね~」
ズキズキッ…
「それで一方的に好きになって、相手に引かれちゃう的な~?」
晴香チャンの言葉が、どんどん私の胸の奥に突き刺さっていく感じがした。
今までの私を見透かして、言われてるような…そんな気持ちになった。