★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



「どうした?えみチャン?」


「え…。」


「いや、何か元気ないから。」



今、私そんな顔してるのかぁ…



高原さんは、私のちょっと元気のない表情に気づいて、心配してくれた。



でも、こうゆうのも…普通のことなのかな。



晴香チャンに言われてから、気になってしまう。



「高原さぁん、よかったらご飯食べにいきませんかぁー?」



晴香チャンは高原さんの側にくると、上目遣いで誘っていた。



あんな可愛いこと…私には出来ないなぁ…。



ますます、落ち込んだ私は…



「高原さん、私1人で大丈夫ですから…さようなら。」


「・・・・」



高原さんはそう言った私を、真顔で…見た。



少し、笑みを返してから…家の方向に歩き出そうとした私。



でも、



――――パシッ



「え…。」


「待って、えみチャン。」



振り向くと、私のムチムチのパッツンパッツンの腕を高原さんの大きな手が掴んでいた。




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