★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★


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言い忘れてましたが、うちの両親はただ今箱根温泉旅行中です。



昨日のあの修羅場に遭遇しなくて、良かったね…パパ&ママ。



って!!



こんなのんびり解説してる場合じゃなかったぁ!!



早く着替えて、朝ご飯食べなきゃ!!



みんなが登校してきちゃう。



――――ドドドドドドッ。



「おっはよ~。」


「はよ。朝から騒々しいな、妹。」


「はいはい、すいませんね。兄貴!」



一回のリビングへ行くと、すでにスーツ姿で完璧男に変身してるお兄ちゃんが新聞を広げながら、コーヒーをすすっていた。



カバンやらを置いて、私もコーヒーでカフェオレを作る。



「ね~、何かないっけ?」


「冷蔵庫。」



カフェオレをぐびっと飲んで、兄貴が指差した冷蔵庫を開ける。



「わぁお!サンドイッチ♪♪」


「昨日の夜作っておいた。早く食って出た方がいいぞ~。」


「うわ!ホントだ!ありがとお兄ちゃん!」



何だかんだ言って、心優しい兄貴に感謝しながら、急いでサンドイッチを平らげると…鈴より一足先に家を出た。



あれ?てか、お兄ちゃんいつもこんなにゆっくりしてないけどなぁ…。



ま、いっか。



鈴がまだいるから待ってんのかな…?



2人、気まずくならないといいけど。




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