★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



ひとしきり、泣いた後…



「フゥ…そろそろ戻らなきゃなぁ…。」



泣いて、ひどい顔。



ブサイクが余計にブサイク。



でも、もうすぐ授業始まっちゃうし、サボるわけにはねぇ?



「元気②。…よし!」



沈んだ気持ちを無理やり奮い立たせて、かけ声とともに立ち上がった。



すると…



「えみッ…!」


「鈴…?」



屋上のドアを勢いよく開けてきたのは、紛れもない…



「どうしたのぉ…。」



心配顔の親友、鈴で…



私の顔を見た途端、ものすごい強い力で抱きついてきた。



「どうしたの、鈴。」


「ばかぁ…それこっちのセリフ!朝来たら、えみが居なくて、お花もそのままだったから…探して来てみたら、えみ泣いてるしぃ~~~(泣)。」



こらこらぁ~…鈴まで泣かないで~~。



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