★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



「だ、大丈夫なの!!??」



「まぁまぁ、落ち着け。心配なのも分かる。」



肩をポンポンとされ、力なくイスに座ると…



「熱があるらしくてな、さっきも電話でけだるそうな声してたよ。」


「拓さん、お店は1人で大丈夫なの?」



鈴が拓さんの新作をつつきながら聞く。



「まぁ。大丈夫だろう。何とかなる。」



そう言った拓さんはパッと何かを思いついたのかと思ったら、何故かニヤつきながら私をみた。



ん??



「えみ、お前どうせこのあともサボりだろ?」


「え…学校戻ろうとおも…」


「よし、そうか!このあとヒマか。」



えぇ??



何を言うてはるん??



「じゃあ、そのサボり時間を有効に使わせてやる!」



何かものすごく偉そうなのは気のせい?



「何それ。お店の手伝いとか?」


「それは、鈴だけ。お前は…
大吾の様子を見に行ってくること!」



ピシッとそう言い切った拓さん。



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