★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
「よし、できた…わっ。」
キッチンに立っていると、急に背中に重みを感じた。
振り返ると、額に汗を滲ました高原さんが…私に覆い被さるようにしていた。
突然なことに、固まる私。
心臓はものすごい速さでうっている。
ど、ど、どういうこと??なんで??
すると高原さんは、
「…いい匂い。何?」
熱がやっぱりあるせいか、すごく濡れた熱い声で…私の耳元で尋ねてくる。
やばいよ!!高原さん!!
「た、たまご粥ですっっ。」
めちゃくちゃどもりながらも、答える。
「美味しそ…。ありがと…。」
な、何か、高原さんいつもと違う!?
なんて言うか…すごく、大胆??
「た、高原さん?お、お熱は??」
私が熱出そうだよ~~~~。