★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



「よし、できた…わっ。」



キッチンに立っていると、急に背中に重みを感じた。



振り返ると、額に汗を滲ました高原さんが…私に覆い被さるようにしていた。



突然なことに、固まる私。



心臓はものすごい速さでうっている。



ど、ど、どういうこと??なんで??



すると高原さんは、



「…いい匂い。何?」



熱がやっぱりあるせいか、すごく濡れた熱い声で…私の耳元で尋ねてくる。



やばいよ!!高原さん!!



「た、たまご粥ですっっ。」



めちゃくちゃどもりながらも、答える。



「美味しそ…。ありがと…。」



な、何か、高原さんいつもと違う!?
なんて言うか…すごく、大胆??



「た、高原さん?お、お熱は??」



私が熱出そうだよ~~~~。



< 219 / 332 >

この作品をシェア

pagetop