★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
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ベットの上の携帯が鳴った。
ディスプレイを見ると、
“鈴”
私は今日初めての通話ボタンを押した。
「もしもし…」
『もしもしえみ!?大丈夫!?』
すごく心配そうな声の鈴。
何だか、鈴の声を聞いただけで泣きそうになってしまった。
「鈴…ごめんね?心配かけて。」
『ホントだよ!えみのバカぁ!』
「ごめん。」
今度は怒った鈴…でも、私の元気のない声を聞いてか…
『…もう、なんかあったなら話してよ。私えみの親友なんだよ?』
「…うん。」
『とりあえず、今から行くから!』
「…うん。待ってる。」
鈴の鼻をすする音を聞いて、電話を切った。
鈴…ごめんね、心配かけて。
また、鈴泣かしちゃったね…。
私は一つため息をついて、ジャージにトレーナーの格好のまま、一階へ降りた。
鈴の好きなミルクティー、入れて待ってなきゃね。