★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



「私、こんなに自信に満ち溢れた表情のえみ…初めてみたかも。」



え?自信に満ち溢れた?



すると、それを頷きながら聞いていた愛チャンが…



「私、プーちゃんを尊敬する!」



とか言い出した。



どゆこと?



この食いっぷり?それとも、このたくましい体つき?というか、肉つき?



私が訳が分からず、お腹のお肉をちょっと摘んでると…



「ぷっ、違うよ!そこじゃなくて、」



愛チャンが吹き出すと…



呆れたように真由子チャンがこう言った。



「怖がらずに、堂々と恋に突っ走るプーちゃんにだよ。…尊敬しちゃうよ。ライバルと話すなんて、私だったら、絶対しなくないし、できないもん。」



その言葉につられて、周りにいた夏子達もニコニコしながら頷いていた。



そうなのかな…。



確かに、私も晴香チャンと話すのは怖いよ?


また何言われるかわかんないじゃん。



でも、このままじゃ嫌だからさ。



「私、変わりたいの。昔の臆病な自分から…。」


「大丈夫!プーちゃん、もう変わり始めてるから!」


「そうだよ。今のプーちゃん、恋してるプーちゃん一生懸命で可愛いもん♪」



みんなぁ…



「う゛ぅ…みんなぁ…ありがどぉ~(泣)」


「こら、えみ泣くなぁ―☆」


「ははっ…プーちゃんの泣き虫~!」



私、高原さんにちゃんと振り向いてもらえるように、頑張る!!!




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