★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
「2人とも、ご注…」
「「新作でっ!!」」
高原さんが言い終わる前に、私と鈴は声を揃えて言った。
「かしこまりました♪ちょっと待っててね。」
ここのスイーツに負けないくらい、甘い笑顔を残して、高原さんは厨房へ入っていった。
高原さんの新作スイーツ☆
楽しみ~♪どんなのだろ~??
「あ、誠二くんからメールだぁ♪♪」
「ラブラブだねぇ。」
鈴はお兄ちゃんからのメールを見ながら、めちゃくちゃ幸せそうな顔をしていた。
そんな可愛い鈴を見て、私はホントに嬉しい気持ちでいっぱいだった。
だって鈴、ずっと片想いだった人と一緒になれたんだもん。
今の鈴は、今までよりずっと可愛く見える。
良かったね、鈴!