★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
「えみ、大丈夫。人を好きになるのに臆病になっちゃだめ。高原さんなら、きっと大丈夫だから。」
「でも私…デブだし…鈴みたいに可愛くないし…それにほら、高原さん大人だし…」
「もう、えみ。えみは可愛いよ。そりゃ他の子に比べたら、ちょっとぽっちゃりしてるかもしれないけど…見た目なんか関係ないよ?」
鈴は私の目をみて、そう言って笑ってくれた。
「現に、私だってえみのこのちょっとぽっちゃりなお腹好きだし、何より笑顔が好きなんだから♪」
「鈴~~~~っっ。」
ちょっとぽっちゃりなお腹ってとこが引っかかったけど。気にしない。
「高原さんだって、嫌な顔してないじゃん。クラスの男子みたいにからかったりしないでしょ?」
「うん…。」
「だから、えみ?素直に恋しなさい。」
「…ぅん。」
鈴のおかげで、意地をはって押さえ込んでた“好き”って気持ちをちゃんと、認めることができた。
私、佑月 えみ。
食べるの大好き!人には言えない体重だけど!
恋します!!
高原さんに恋しました!!