★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



「じゃあ、行こうか。車向こうに停めてあるから。」


「はい。」



2人並んで、近くのコンビニの駐車場まで歩き始めた。



たった100mくらいの道のりだけど、その間もずっと私の胸はドキドキ。



だって隣りには、好きな人が歩いてるんだよ?



それも「今日ホント暑いなぁ…。ね?」なんてニコニコしながら話しかけてくれるんだもん。



そして高原さんの車に到着。



黒いNISSANのムラーノ。


車までカッコイイ。


高原さんが助座席のドアを開けてくれた。



「どうぞ。」


「あ、ありがとうございます。」



こんなちょっとした気遣いも、私にとってはすごく嬉しい。



だって、クラスの男子とかだったら私を気遣うなんてしないから。



私を普通に女の子扱いをしてくれる高原さん。



もっと好きになっちゃいます。



< 48 / 332 >

この作品をシェア

pagetop