★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
「じゃあ、行こうか。車向こうに停めてあるから。」
「はい。」
2人並んで、近くのコンビニの駐車場まで歩き始めた。
たった100mくらいの道のりだけど、その間もずっと私の胸はドキドキ。
だって隣りには、好きな人が歩いてるんだよ?
それも「今日ホント暑いなぁ…。ね?」なんてニコニコしながら話しかけてくれるんだもん。
そして高原さんの車に到着。
黒いNISSANのムラーノ。
車までカッコイイ。
高原さんが助座席のドアを開けてくれた。
「どうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
こんなちょっとした気遣いも、私にとってはすごく嬉しい。
だって、クラスの男子とかだったら私を気遣うなんてしないから。
私を普通に女の子扱いをしてくれる高原さん。
もっと好きになっちゃいます。