〜太陽と月〜
~季節は夏~


彩香:「ふぁーあ!」
授業中にもかかわらず頬杖をつきながら大きなあくびを一つ。
(「ひまぁ~だし・・・つまんない!!」)
今は苦手な社会の授業中・・・それも歴史ときたものだから、記憶力の冴えない彩香にとっては楽しくない授業である。


「ブーブーブー」
ポケットの中の携帯電話が鳴った。
先生にばれないようにこっそり携帯電話をだすと、メールが1件受信されていた。
メールは細川穂果(ホソカワホノカ)からであった。


穂果(メール):「ちょっと!今のあくびすごい顔だったよ!!近藤さんのこぶしが入っちゃいそうなくらい大きい口してたし( ̄0 ̄)もっとこの楽しい授業に集中してよ!!笑”」


(「でた・・・新撰組マニア・・・」)


細川穂果とは、彩香と小学校からの幼馴染で親友でもある。
そして穂果は大の新撰組マニアなのである。
いつの頃だか新撰組の漫画や本にはまりだして、今や大の新撰組マニアになってしまった。


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