Sour & Sweet(バレンタイン&ホワイトデー企画)
翠子はすぐに手を着けず、周りを窺うように見ていた。
そして徐にバーガーに手を伸ばすと、包装を取ってかじりつく。
「不味かったら、無理しなくて良いよ。」
「いいえ、美味しいです。」
翠子は首を横に振ると、食べ続ける。
だけど、彼女が一瞬だったけど…顔を顰めたのを見逃さなかった。
無理はさせたくなかったけど、顔顰めてただろ?とは言えなかった。
次は紅茶に手を伸ばそうとして、首を傾げた。
「私、ミルクティを注文したのだけれど…。」
すぐそばにフレッシュあるのに、気づいてないのか?
「これ。」
俺はフレッシュを摘むと、翠子に渡した。
受け取ったものを見た翠子は、フレッシュをトレイに戻すと、紅茶をストレートで飲んだ。
ミルクティ頼んだ意味無ぇし!
しばらくして、お互い黙ったままなのに気づいた。
翠子、何か喋れよ!
…ってか、俺が呼び出したんだった。
えーと、何喋ろう?
「こういうとこ来るの、初めて?」
「はい。」
まぁ、そうだろうな。
素性までは探る気ないから知らないけど、いいトコのお嬢さんってカンジだもんな…。
そして徐にバーガーに手を伸ばすと、包装を取ってかじりつく。
「不味かったら、無理しなくて良いよ。」
「いいえ、美味しいです。」
翠子は首を横に振ると、食べ続ける。
だけど、彼女が一瞬だったけど…顔を顰めたのを見逃さなかった。
無理はさせたくなかったけど、顔顰めてただろ?とは言えなかった。
次は紅茶に手を伸ばそうとして、首を傾げた。
「私、ミルクティを注文したのだけれど…。」
すぐそばにフレッシュあるのに、気づいてないのか?
「これ。」
俺はフレッシュを摘むと、翠子に渡した。
受け取ったものを見た翠子は、フレッシュをトレイに戻すと、紅茶をストレートで飲んだ。
ミルクティ頼んだ意味無ぇし!
しばらくして、お互い黙ったままなのに気づいた。
翠子、何か喋れよ!
…ってか、俺が呼び出したんだった。
えーと、何喋ろう?
「こういうとこ来るの、初めて?」
「はい。」
まぁ、そうだろうな。
素性までは探る気ないから知らないけど、いいトコのお嬢さんってカンジだもんな…。