Sour & Sweet(バレンタイン&ホワイトデー企画)
chap.7
翠子サイド
春休みになってすぐ、デートをした。
この前買ったミニスカートを穿いて、ベンチに座って優さんが来るのを待つ。
程なく、優さんが現れた。
優さんは羽織っていた上着を脱ぐと、私の膝に掛けてくださった。
「そ、それ…二度と穿くなよ。」
「お気に、召しませんでしたの?」
腿が見えるスカート、穿くのは恥ずかしくて結構勇気要ったのにな…。
「そうじゃなくて、他の男どもに翠子の脚を見せたくない。」
そう言うと、まだ寒い中、私のために上着を脱いでいる優さんは身体を震わせた。
それは、独り占めしたいってことで…良いのかな?
だとしたら、かなり嬉しい…かも。
膝に掛けられた上着を、手にとった。
「優さん、どこか室内に入りましょう。」
「この辺で入れるのファミレスしか無いんだけど、ドリンクバーだけで良い?」
「構いません。」
私は優さんに上着を返すと、手を差し出した。
「手、握るとか無理。」
「以前は、握ってくださったのに?」
「翠子がすぐ真っ赤になって、面白かったから…。」
面白いって、酷い!
この前買ったミニスカートを穿いて、ベンチに座って優さんが来るのを待つ。
程なく、優さんが現れた。
優さんは羽織っていた上着を脱ぐと、私の膝に掛けてくださった。
「そ、それ…二度と穿くなよ。」
「お気に、召しませんでしたの?」
腿が見えるスカート、穿くのは恥ずかしくて結構勇気要ったのにな…。
「そうじゃなくて、他の男どもに翠子の脚を見せたくない。」
そう言うと、まだ寒い中、私のために上着を脱いでいる優さんは身体を震わせた。
それは、独り占めしたいってことで…良いのかな?
だとしたら、かなり嬉しい…かも。
膝に掛けられた上着を、手にとった。
「優さん、どこか室内に入りましょう。」
「この辺で入れるのファミレスしか無いんだけど、ドリンクバーだけで良い?」
「構いません。」
私は優さんに上着を返すと、手を差し出した。
「手、握るとか無理。」
「以前は、握ってくださったのに?」
「翠子がすぐ真っ赤になって、面白かったから…。」
面白いって、酷い!