なんでやねん!


スポットライトが、私に降り注ぐ。


「きゃ!キレイ!」


「うゎあ。すごい!!」


沢山の拍手と賛辞の中で、私は出迎えられた。


私のすぐ隣に、勇輝さんはいた。


「七海、手を。」


優しく微笑んで、手を差し出している。


何も考えず、私はその手を自然に取った。


うれしい…。


胸が暖かくなる。


勇輝さんは、コーディネートされてて、凄く格好良かった。


勇輝さんは、ダメージジーンズに、白のインナー、黒のレザージャケットに、シルバのごつ目アクセ。


光さんは、なんか白っぽくてサワヤカ。


勇輝さんがエスコートして連れて行ってくれたのは、布が掛かった鏡の前。


「では、キレイになった自分と、ご対面です!どうぞ!」


バサッ


せ、セクシー!


ありえん!!


淡いブルーのドレスは、下にゆく程色がエメラルドブルーに変化してゆく。


髪は大きめのゆる巻きに、白いユリが1輪頭に添えられている。


まるで、マーメイド。


またまた自画自賛で、すいません。


でも、言わせて下さい。


私が…とは言いません。


キレーーーー!!!!


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