なんでやねん!
迎えに行く?
誰か来るんかな?
「神崎さんが、来るんやと思うよ。」
私の心の声が聞こえたようで、茜さんが教えてくれた。
「神崎さん、来るんですか?」
「たぶん。昨日神崎さんから、そんなメール着てたわ。」
「メール続いてるんですね。」
「まあ…うん。」
照れてるのか、ちょっと困った顔の茜さん。
「一週間に一回くらい『元気ですか?』って来るだけやけど。」
「で、で、なんて返事するんですか?」
「『元気ですよ。』って。」
「それだけ?」
「それだけ。でも月1回だけ食事には誘われるんやけどね。」
「行ったんですか?」
「行った。今のとこ2回、行った。」
「続いてるじゃないですか!茜さんは、神崎さんの事、とうなんですか?」
「うーん。凄く紳士的な人やしなぁ。」
それで、それで?