なんでやねん!
「おまたせ。」
もっと茜さんと話したかったけど、光さんが戻って来てしまった。
本当に神崎さんを連れて。
そして4人でのディナーが始まった。
神崎さんって、うまく言えないけど、怖い。
さっきの茜さんとの話があったので、神崎さんがメニューを見ている間に、盗み見していた。
そしたら目が合って、
“殺される!!”
と、なぜか思ってしまった。
「栄倉さん、次は何飲む?」
どうやら、メニューが欲しいと思われたみたいで、神崎さんはメニューを渡してくれた。
「ありがとうございます。」
私は小声で、お礼を言った。