なんでやねん!
「えーと。メールしようと思ったんやけど…。まぁ良いわ。電話の方が確実やし、かけてくる。」
茜さんは、笑いながら外に出てしまった。
勇輝さんの家で、ご飯かぁ。
茜さん、何作るんやろ。
窓の外で、茜さんが携帯で話しているのが見える。
繋がったみたい。
「勇と…。」
いきなり神崎さんが口を開いたので驚いた。
勇って誰?あ、勇輝さんか。
それにしても、間が長い。
…橘さんは、付き合ってるワケじゃないよな。」
ズキッ
胸を、針で刺されたような痛みが走る。
私も思った事があったから。
「付き合ってないですよ。でも…。」
でも…好き合ってるのかな?って、思う事がある。