なんでやねん!


「何がって、さっきから変やぞ。」


勇輝さんに心配かけちゃった。


「イクラ、もう帰る?しんどい?」


茜さんも心配してくれてる。


こんな優しい二人が…。


「大丈夫です。」


私は無理に笑うと、缶ビールをいっきに飲み干した。


「俺、送ってくわ。帰ろう七海ちゃん。」


光さんが、車の鍵を取り出して、席を立った。


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