なんでやねん!


「告白なんか、された事ないわ。光の嘘か、見間違いや。何を見間違えた?それともイクラに勇輝を諦めさせる為の嘘か?」


茜さんが、一人でブツブツ言いながら考えだした。


「茜さんに心当たりが無いなら、光の見間違えやと思いますよ。勇と茜さんは、付き合ってるように見えますから。」


なぜか敬語だけど、少し乱暴な口調の神崎さん。


「以後気を付けます。あ、ねぇ光は、どういう状況で、どんな台詞で、勇輝が私に告白してたって、言ってた?」


「えっと、免税店で…って。」


「めん…ぜい…てん…?あぁ!分かったぁ!!」


茜さんは、手で口を覆って、私の方をじっと見た。


そして説明してくれた。


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