なんでやねん!
え?付き合う!?
それは…彼氏彼女になると言う意味の、付き合う?
…しかないよね。
うそ…嬉しい…。
あれ?これ、夢?
「私…夢見てます?」
頭もボーっとしてきたし。
すると、勇輝さんの眉間にシワが寄り、それと同時に私の脇腹に勇輝さんの手が伸びてきた。
「あっはっはっはっは!や、やめて下さい!」
勇輝さんに思いっきりこそばされて、頭もハッキリした。
間違いない!夢なんかじゃない!
私は、勇輝さんの方を向きなおした。
「あの…ふとどき者ですが、よろしくお願いします。」
そう言って、勇輝さんの顔を見ると、いつもの意地悪スマイルになっていた。
「それを言うなら、ふつつか者やろ!」
ぺしっ。
私は軽く頭を叩かれ、改めて幸せな気持ちに浸った。