すき、好き、もっとスキ。
「もう予備校出たの?」
『ん、帰ってる途中』
名門校に通う璃久と。
あたしとでは、
付き合ってから……ううん、付き合う前からカナリの差があった。
年上で馬鹿なあたしと。
年下で天才(だと、あたしは思う)璃久と。
まぁ、その差は歴然で。
周りかは、璃久の方がしっかりしている。大人だよね。としか言われない。
璃久にも、常に呆れられているような状態だし。
でも、そんなのは全然気にしない。
だって、あたしが璃久を大好きなんだもん!