すき、好き、もっとスキ。
「つか、問題は俺よりお前やろ」
「え? あたし!? 何かしたっけ?」
「……まぁ、気付いてないならええわ」
「は? 何。何かしたっけ? ねー、璃久ー!」
何度も何度も璃久の肩を揺さぶるあたし。
「だーかーらっ。
俺、昨日寝てへんねん!」
「もう! 怒ることないじゃん。
何で寝てないのよ!?」
「あぁ!? お前が変な心配かけ……あ」
え。
え……。
えええ♪
「心配してくれたんだ?」
「……っ!」
「それで寝れなかったんだ?」
「……っ」
「ねー、璃久ー」
「……」
どうも璃久は、だんまりを決めたようで。
それはそれで、いいんだけどね。
だけど、こんなチャンス勿体ないから。
「璃久、お家帰ったらラブラブしよーねっ」
って、あたしの肩に頭を乗せた璃久の耳元で囁くと、ううん。って首を振ってくれた。
やっぱり璃久のツンは今日も健在だー(笑)
☆END☆