今あなたに逢いたくて…

今あなたに逢いたくて…



一週間後…真琴は真樹と二人で暮らした部屋の片隅に一人座っていた。





何も考えられない…そんな…視線も定まらないような…ただの抜け殻になっていた。





傍には真樹の遺骨を詰めた骨壷と位牌…。





それに…真樹が最後に描いて…きちんと銀の額に入れられた真琴の水彩画が…他には何もない空っぽの部屋で…二人で暮らした日々を懐かしんでいるようだった。







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