今あなたに逢いたくて…


「じゃ…アタシ今…しあわせなんだね。

お父さんもお母さんもお家も…なくしちゃったけど…

アタシのこと…一番分かってくれて…大切にしてくれるマア兄がいるから。」



「さあ…どうかな俺は真琴のために何一つしてあげられてないけど…俺はしあわせだよ。」



「アタシ…マア兄の娘…それとも奥さん」



「普通は娘だろ。」



「普通は」



「だって考えてもみろよ…俺と真琴って30も違うんだぞ。普通…娘だろ。」




と言ったきり…後の言葉が出て来なかった。





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