今あなたに逢いたくて…
結局…真琴を見つけることはできず…そのままの気持ちで部屋に帰りたくなくて…近くの居酒屋で…飲んだ。
ビールを飲みながらも…頭の中は真琴のことだらけで…何杯飲んでも…全然酔えなかった。
ーー真琴…
ーー何がしたいんだ…
ーースーパーと…居酒屋のバイトで…十分…やっていけるだろ…
ーー何を好き好んで…風俗なんかに…
ーー俺も昔…デリのドライバーもやったし…箱ヘルの受付もやったし…
ーーデリ嬢とも付き合ってたから…風俗の中身は嫌という程解ってるつもりだ…
それでも…真琴の気持ちが解らずに…苛々した…何にぶつけたらいいのか解らない…この気持ちをどうすればいいのか…どれだけ考えても解らなかった。